Input中心の知識バカの読書の受動的な感じを少しでも、能動的なOutputに変換するための雑記
2008.08.21 Thu
![]() | フランケン・ふらん 1 (1) (チャンピオンREDコミックス) (2007/11) 木々津 克久 商品詳細を見る |
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最近、時間が無いせいか、漫画ばかりですが
フランケン・ふらんです。
秋田書店のチャンピオンREDコミックです。
ま、今週発売のSPA!に載っていて知ったんですが。
内容はというと、
表紙とは違って、グロです。
マッドサイエンスな内容の人体改造系のグロマンガですね。
表紙からは成人指定漫画っぽいんですが、
内容は別の意味で成人指定です。
人間の肉体がまるで機械の部品のように軽々と改造されていきます。
主人公の女の子がかわいいキャラですが、
騙されてはいけません。
バラバラの死体から人間を蘇えしたりと
その描写も妙に生々しい、
SPA!の紹介にも書いてありましたが、
二巻のラスト
妹分の殺人マシーン、ヴェロニカの
なぜ人を殺してはいけないの
という問いに対する答えがシニカルです
それ自体はいいの。でも、命がもったいない。
と言いつつ、
バラバラ死体から5頭10体を作り出すあたり、
相当シニカルですね。
グロなんで、読むと若干全身が痒くなります。
幽霊系のホラーとは違いますし、
そもそも、ホラーっぽい話もあるものの、
ホラーというより、軽いノリのグロ漫画ですね。
キャラクターが立ってます。
キャラクターはかわいいですが、
それが、グロを中和してます。
グロというと、なんだかよくかわない画のマンガもありますが、
その辺は、POPさを残しつつ、グロ
POPなグロ
しかも話の内容も、暗くならないのは秀逸ですかね。
笑いのほうも、シニカルですし、
でも、グロが苦手な人はやめたほうが・・・。
秋田書店のチャンピオンREDコミックは
エログロ路線なんですかね?
2008.08.19 Tue
実用的な業界研究です。
出版不況が叫ばれる昨今ですが、
現実問題として、この先どうなるのかを含めて研究です。
愛書家としては、出版の市場規模の減少は死活問題ですね。
人文書はもちろん一番売れない本の部類に属しますから、それだけ
本の選択肢が減るというのは、あまり喜ばしくないと同時に、
書評ではなくなりそうな予感がしますが、
出版社と取次と書店の関係は
製造業で言うなら、
メーカー、流通、小売りの関係になりますが、
そこは再販売維持がかかっている文化産業、
流通としての取次は、出版社と書店双方に金融屋としても関係を持っています。
この出版業界独特のシステムについては、省略しますが、
この本の中で数字を挙げて説得力をもって言われている、
今日の出版不況の現況は、70年代の郊外の書店の大型化、
いわゆるショッピングセンターに店舗を置いている書店の増加が、
産業構造としての出版業界に暗い影を落としているという論です。
本は、一般に書店に並んでいる状態では、出版社のものです。
それは、委託販売という形で並んでいる訳ですが、
なもんで、厳密には、
開店資金に普通の小売業のように仕入れというものが
発生しません。
売れなかったら、出版社に返せばいい
そんな社外在庫としての書籍に担保価値を設定できる訳がないのに、
取次は開店資金を貸し付けました。
債務超過です。
この構造は、バブルですね。
出版業界を巡るこの不況の原因の一つにはもちろん本自体が売れないということがあるんですが、それ以前に構造的な問題が大きく影を潜めてます。
この本は、近代の出版の歴史にも触れていますが、
近代出版が始まった当初から、人文系や文学書といったものはそんなに売れるものではなかったらしいです。
近代の啓蒙書として「学問のススメ」がベストセラーになりましたが、
大体は、まず教科書が全国販売の元になったようです。
当初は責任販売制度だったらしいです。
文学系も全集で稼いでいたらしいです。単価が高くても、図書館などの一定の需要があったからでしょう。
最後にこの本の中では、ブックオフの存在にも触れてます。
それまでと違った形の古書店の存在は人文系の新刊書の存続までも危ぶまれていますね。
けっこう前に出た本なのですが、未だこの状況が改善されたようではないんで、
変わらないまま、現在もこの状況なんでしょう。
出版業界というよりも、新刊書店の存在が危ういですね。
なかなか表にでない構造的問題に触れられ、
出版史とともにその問題が考察されています。
業界にいる人、業界に入ろうと考えている人など
出版業界に関係する人は、業界研究に読んでおくべき本ですね。
![]() | 出版社と書店はいかにして消えていくか―近代出版流通システムの終焉 (2008/03) 小田 光雄 商品詳細を見る |
出版不況が叫ばれる昨今ですが、
現実問題として、この先どうなるのかを含めて研究です。
愛書家としては、出版の市場規模の減少は死活問題ですね。
人文書はもちろん一番売れない本の部類に属しますから、それだけ
本の選択肢が減るというのは、あまり喜ばしくないと同時に、
書評ではなくなりそうな予感がしますが、
出版社と取次と書店の関係は
製造業で言うなら、
メーカー、流通、小売りの関係になりますが、
そこは再販売維持がかかっている文化産業、
流通としての取次は、出版社と書店双方に金融屋としても関係を持っています。
この出版業界独特のシステムについては、省略しますが、
この本の中で数字を挙げて説得力をもって言われている、
今日の出版不況の現況は、70年代の郊外の書店の大型化、
いわゆるショッピングセンターに店舗を置いている書店の増加が、
産業構造としての出版業界に暗い影を落としているという論です。
本は、一般に書店に並んでいる状態では、出版社のものです。
それは、委託販売という形で並んでいる訳ですが、
なもんで、厳密には、
開店資金に普通の小売業のように仕入れというものが
発生しません。
売れなかったら、出版社に返せばいい
そんな社外在庫としての書籍に担保価値を設定できる訳がないのに、
取次は開店資金を貸し付けました。
債務超過です。
この構造は、バブルですね。
出版業界を巡るこの不況の原因の一つにはもちろん本自体が売れないということがあるんですが、それ以前に構造的な問題が大きく影を潜めてます。
この本は、近代の出版の歴史にも触れていますが、
近代出版が始まった当初から、人文系や文学書といったものはそんなに売れるものではなかったらしいです。
近代の啓蒙書として「学問のススメ」がベストセラーになりましたが、
大体は、まず教科書が全国販売の元になったようです。
当初は責任販売制度だったらしいです。
文学系も全集で稼いでいたらしいです。単価が高くても、図書館などの一定の需要があったからでしょう。
最後にこの本の中では、ブックオフの存在にも触れてます。
それまでと違った形の古書店の存在は人文系の新刊書の存続までも危ぶまれていますね。
けっこう前に出た本なのですが、未だこの状況が改善されたようではないんで、
変わらないまま、現在もこの状況なんでしょう。
出版業界というよりも、新刊書店の存在が危ういですね。
なかなか表にでない構造的問題に触れられ、
出版史とともにその問題が考察されています。
業界にいる人、業界に入ろうと考えている人など
出版業界に関係する人は、業界研究に読んでおくべき本ですね。
2008.08.13 Wed
コミックです。
モーニング・ツー連載中の「聖☆おにいさん」1・2巻です
設定がかなり異色な気がしますが。
天上界から長期バカンスでやってきたイエスとブッダが
立川で生活するという設定どうなんですか?
ほのぼの生活、ほぼフリーターのような生活をする二人の生活は
DSにはまったり、ブログをやったりと生々しい生活であったり、
浅草に観光にいったり、遊園地にいったりと、
また、ところどころに、二人の聖人の逸話ネタや奇跡ネタが
ギャグとして、かなり独特のギャグが挿入されてますね。
イエスとブッダのネタどれだけわかるんでしょう。
でも、二人が愛すべきキャラクターとして描かれてますね。
浪費家のイエスとしっかりもののブッダ
怒らせると怖いブッタに欲望に忠実なイエス。
あと、何かと困ることがあると、動物たちが自己犠牲になろうとするあたり、
動物がやたらかわいいことになってます。
爆笑漫画という訳ではないですが、
ニヤリ的な面白さですね。
でも、無宗教な日本でだからできる宗教ギャグは
なかなか真似のできない漫画な気がします。
欧米系の熱心なキリスト教信者が見たら、
無駄遣いをブッダに怒られるイエスをみて、
どう思うんでしょう。
元ネタのキャラクターの重さを全く無視の、
完全脱力系ののほほん漫画です。
画に助けられている感じがします。
画によって、完全に軽さを出し、
生活臭全開の話になってます。
すべての元ネタわかる人がどれだけいるんだか、
ってな感じのギャグもありますが、
そんなことはいっさい関係なく読めますし、
何も考えなくていい感じが
おもしろいですね。
モーニング・ツー連載中の「聖☆おにいさん」1・2巻です
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設定がかなり異色な気がしますが。
天上界から長期バカンスでやってきたイエスとブッダが
立川で生活するという設定どうなんですか?
ほのぼの生活、ほぼフリーターのような生活をする二人の生活は
DSにはまったり、ブログをやったりと生々しい生活であったり、
浅草に観光にいったり、遊園地にいったりと、
また、ところどころに、二人の聖人の逸話ネタや奇跡ネタが
ギャグとして、かなり独特のギャグが挿入されてますね。
イエスとブッダのネタどれだけわかるんでしょう。
でも、二人が愛すべきキャラクターとして描かれてますね。
浪費家のイエスとしっかりもののブッダ
怒らせると怖いブッタに欲望に忠実なイエス。
あと、何かと困ることがあると、動物たちが自己犠牲になろうとするあたり、
動物がやたらかわいいことになってます。
爆笑漫画という訳ではないですが、
ニヤリ的な面白さですね。
でも、無宗教な日本でだからできる宗教ギャグは
なかなか真似のできない漫画な気がします。
欧米系の熱心なキリスト教信者が見たら、
無駄遣いをブッダに怒られるイエスをみて、
どう思うんでしょう。
元ネタのキャラクターの重さを全く無視の、
完全脱力系ののほほん漫画です。
画に助けられている感じがします。
画によって、完全に軽さを出し、
生活臭全開の話になってます。
すべての元ネタわかる人がどれだけいるんだか、
ってな感じのギャグもありますが、
そんなことはいっさい関係なく読めますし、
何も考えなくていい感じが
おもしろいですね。
2008.08.13 Wed
自分の中のメインストリームになりました。
陳臣瞬の中国史です。
あまり、時流に乗らない、というより乗れない自分ですが
そういえば、北京オリンピック始まりましたね。
・・・でも、中国史とは特に関係ないです。ゴメンナサイ
(2)巻の扱う時代は
春秋戦国時代の末期、始皇帝と万里の長城で有名な
秦が中国統一し始めるころから、
秦の統一、
漢の成立、
前漢の滅亡、
王奔の新の成立までです。
西暦でいうと、前447年〜後24年までです。
ちなみに
(3)巻は赤眉の乱あたりから、後漢成立のあたりからはじまります。
あまりに詳しく書かれているので、忘れてましたが、
このあたりまだ、紀元前なんですね〜。
で、(2)巻の話ですが、
古代中国の春秋戦国時代は日本の戦国時代と違い、
統一していた国が分裂した、というより
もともと分裂していた国が統一へといった感じです。
秦(chin)が中国の英語表記Chinaの語源になった位の
歴史的意義があります。
まず、戦国時代から秦の統一ですが
戦国時代も末期になると、徐々に分裂状態の国が統一され、戦国七雄と呼ばれる
7つの国に統一され、
だいたい、秦、楚、斉、趙の争いになります。
細かいことは省略します。
事実上、秦と楚の争いが秦の統一を決定したことになります。
このあたり、いろいろな説話に残される話があります。
同じ陳臣瞬の『小説・十八史略』では
物語風の復讐劇があるんですが、
歴史書的な分析がメインのこの『中国の歴史』では
そういったおもしろい閑話は、省かれてます。
秦から漢ですが
秦の統一の後、15年あまりで秦も崩壊し、
楚の遺臣・項羽と漢の高祖・劉邦の登場です。
秦の崩壊の原因の一つは、徹底した法治主義です。
法律が厳しいため、兵役の期日に現地へ到着できない=死刑
にヤケになった陳勝と呉広が乱を起こします。
それに呼応して、戦国時代の不満分子が
続々と乱を起こし、
そのうち項羽と劉邦が勢力を2分し、劉邦の勝利によって漢帝国が成立します。
漢帝国は一度その流れが絶えながらも名目上、その後400年も続くため、
漢民族、漢字といった中国関係の文化に漢という文字が使われるようになりました。
一度滅ぶまでの漢の時代を前漢といいますが、
前漢時代は
国としては安定期になりますが、要は皇帝の座の椅子取りゲーム時代です。
誰が皇帝の権力をモノにするか、という争いの時代であるとともに、
外部に遊牧民族の匈奴が勢力拡大したために、中の団結は強まったのでしょう。
漢の武帝の時代、前漢は黄金期を迎えます。
北に、西に勢力を拡大し、数百年に一度しか行われない、
奉禅という儀式をします。
ここに漢は極まったといった感じでしょうか、
あとは凋落の時代です。
皇帝の座を巡る争いの結果
外戚が力をつけ、前漢は外戚の王莽によって、滅亡します。
ざっとあらすじだけで、この長さ
残念ながら、北京オリンピック中に中国史を読み終えることは、
できそうもありません。
オリンピックとは特に関係ないんですけど、
前も書いたと思うんですが、政治好きにはたまらない読みごたえです。
びっくりするような人間関係の愛憎劇が繰り広げられてます。
著者の陳臣瞬の洞察が光る歴史の本ですが、
現代政治にも何か通じるモノを感じずにはいられません。
以前にも書きましたが、
ザ・歴史書という感じです
歴史は言わずものが、政治に興味がある人にも面白いと思います。
中年以上の男性に歴史好きが多いのには、
この辺に理由がありそうですね。
陳臣瞬の中国史です。
あまり、時流に乗らない、というより乗れない自分ですが
そういえば、北京オリンピック始まりましたね。
・・・でも、中国史とは特に関係ないです。ゴメンナサイ
![]() | 中国の歴史〈2〉 (講談社文庫) (1990/11) 陳 舜臣 商品詳細を見る |
(2)巻の扱う時代は
春秋戦国時代の末期、始皇帝と万里の長城で有名な
秦が中国統一し始めるころから、
秦の統一、
漢の成立、
前漢の滅亡、
王奔の新の成立までです。
西暦でいうと、前447年〜後24年までです。
ちなみに
(3)巻は赤眉の乱あたりから、後漢成立のあたりからはじまります。
あまりに詳しく書かれているので、忘れてましたが、
このあたりまだ、紀元前なんですね〜。
で、(2)巻の話ですが、
古代中国の春秋戦国時代は日本の戦国時代と違い、
統一していた国が分裂した、というより
もともと分裂していた国が統一へといった感じです。
秦(chin)が中国の英語表記Chinaの語源になった位の
歴史的意義があります。
まず、戦国時代から秦の統一ですが
戦国時代も末期になると、徐々に分裂状態の国が統一され、戦国七雄と呼ばれる
7つの国に統一され、
だいたい、秦、楚、斉、趙の争いになります。
細かいことは省略します。
事実上、秦と楚の争いが秦の統一を決定したことになります。
このあたり、いろいろな説話に残される話があります。
同じ陳臣瞬の『小説・十八史略』では
物語風の復讐劇があるんですが、
歴史書的な分析がメインのこの『中国の歴史』では
そういったおもしろい閑話は、省かれてます。
秦から漢ですが
秦の統一の後、15年あまりで秦も崩壊し、
楚の遺臣・項羽と漢の高祖・劉邦の登場です。
秦の崩壊の原因の一つは、徹底した法治主義です。
法律が厳しいため、兵役の期日に現地へ到着できない=死刑
にヤケになった陳勝と呉広が乱を起こします。
それに呼応して、戦国時代の不満分子が
続々と乱を起こし、
そのうち項羽と劉邦が勢力を2分し、劉邦の勝利によって漢帝国が成立します。
漢帝国は一度その流れが絶えながらも名目上、その後400年も続くため、
漢民族、漢字といった中国関係の文化に漢という文字が使われるようになりました。
一度滅ぶまでの漢の時代を前漢といいますが、
前漢時代は
国としては安定期になりますが、要は皇帝の座の椅子取りゲーム時代です。
誰が皇帝の権力をモノにするか、という争いの時代であるとともに、
外部に遊牧民族の匈奴が勢力拡大したために、中の団結は強まったのでしょう。
漢の武帝の時代、前漢は黄金期を迎えます。
北に、西に勢力を拡大し、数百年に一度しか行われない、
奉禅という儀式をします。
ここに漢は極まったといった感じでしょうか、
あとは凋落の時代です。
皇帝の座を巡る争いの結果
外戚が力をつけ、前漢は外戚の王莽によって、滅亡します。
ざっとあらすじだけで、この長さ
残念ながら、北京オリンピック中に中国史を読み終えることは、
できそうもありません。
オリンピックとは特に関係ないんですけど、
前も書いたと思うんですが、政治好きにはたまらない読みごたえです。
びっくりするような人間関係の愛憎劇が繰り広げられてます。
著者の陳臣瞬の洞察が光る歴史の本ですが、
現代政治にも何か通じるモノを感じずにはいられません。
以前にも書きましたが、
ザ・歴史書という感じです
歴史は言わずものが、政治に興味がある人にも面白いと思います。
中年以上の男性に歴史好きが多いのには、
この辺に理由がありそうですね。














